how-to

地味に役立つ!ミシン目の手早いほどき方

投稿日:2018年10月05日 更新日:

今回はとてもとても地味なお話です。

それも「ほどき方」のお話…。

しかし洋裁をしていると結構出てくるのが、この「ほどく」場面です。

表裏を逆に縫ってしまった、縫い目が歪んだので縫い直したい、違うパーツを縫い付けてしまった、などなど。

何事もミスは付き物ですね…!

洋裁の進行上に必要な手順ではないのですが、その「ほどく」という作業をより早くするコツも存在するのです。

知っておいて損はない、、そんなほどき方のコツをご紹介します。

ほどくのに必要な道具はニッパーではない

ニッパーはお使いでしょうか?

ほどく道具の定番と思われがちですが、実はこのニッパー、プロは使っていません。

小学校で揃えて貰える洋裁道具のセットにも必ず入っていますが、便利で不便なものだったりします。プロがニッパーを使わない理由としては、

・布地を傷付ける危険性が高い

・作業性が悪い(遅い)

からです。では代わりに何を使うのでしょうか…?

糸切りバサミと目打ち

こちらの糸切りバサミと目打ちです。

糸切りバサミについては説明は不要でしょう。小学校の洋裁道具にも必ず入ってますね。

「目打ち」の方に関しては、初めて存在を知った人もいるかもしれません。

何とも物騒な名称の、目打ち…笑

手芸店でなくとも、100均やホームセンターにも結構置いてある、わりとメジャーな道具です。

あまりにも鋭角で物騒なので、小学生が使う洋裁道具には入らなかったのでしょうか…?!

しかしこの目打ちこそ、ほどくときをはじめ様々な場面で大活躍する道具です。

もしお持ちでないならば、近所の100均で探してみては…♪

目打ちは手にフィットして持ちやすければ、案外なんだって良いので、100均もおすすめです。

ほどく手順

ここからは写真を見ながら、ほどく手順について見ていきましょう!

ではでは…♪

糸切りバサミで返し縫いのところを切る

まずは返し縫いしているところをハサミで切りましょう。

返し縫いがしっかりしてある場合は、2回、3回とハサミを入れておきましょう。

等間隔にハサミを入れていく

次に片側のミシン目のみ、等間隔で切っていきます。

片側…というのがミソで、できれば糸調子の強い方を切っていきましょう。

糸調子の強い方を切ることで、後の目打ちの作業がスムーズになるからです。

ミシンの糸調子がキレイに合っていて、どちらが強いかわからない場合などは、裏側を切るようにしましょう。

裏側であれば、もしハサミで布地に傷を付けてしまっても、痛手が少ないからです。

また写真はデニムですので、ザクザク切っていけますが、薄地などの繊細な布地の場合はご慎重に…。

目打ちで糸を抜く

写真のように、先ほどの等間隔にハサミを入れた糸を目打ちで抜いていきます。

こちらは糸調子が強いほど、スッと抜けるものです。

また等間隔、というのもミソでこのようなデニムの場合は3〜4cmごとにハサミを入れています。

こちらに関しては、布地やミシン目の大きさなどによって変わります。

最低でも3cmごとくらいにハサミを入れておけば、糸はスッと抜けるものです。

裏側の糸も取る

先ほどの目打ちで糸を抜く作業が終われば、実はもうほどき終わったようなものです。

裏返すと、写真のように反対側のミシン目は手で取れます。キレイに取れると、ちょっと気持ち良いです。

アイロンを当てて穴を塞ぐ

あっという間にほどけましたね…!

それでは仕上げに、先ほどのミシン目を目立たなくするためにアイロンを当てておきましょう。

布地にミシンをかけると穴が空き、その部分は傷として元に戻ることはありません。

しかしアイロンを当てるだけでも肉眼で、その傷が見えにくくすることは十分可能です。

ミスの痕跡は目立たなくしておきましょう…♪

おまけ話

ほどく手順は以上ですが、おまけ話にこの技術を私が身につけた場所について触れておきます。

それは洋服のリフォームやお直し屋さんと呼ばれるお店です。

ズボンの丈を直したり、ウェストのサイズを伸ばしたり詰めたり…。お直し屋さんは来る日も来る日も、洋服のそこかしこをほどいています。

そんな中でこの道数十年のおっちゃんが教えてくれたのが、この目打ちを使ったミシン目のほどき方です。

当時、洋裁学校を出たての私にとって、ニッパー以外のほどき方があるのは目から鱗でした。

このように、洋裁学校では教えていないけれど現場では多用されている技術はたくさんあるものです。

私の知っている限りは、当ブログにてご紹介したいと思っているのですが、私の知らない技術もこの世にはたくさんあるのだろうなぁと思うと、また縫い子をしてみたくなる今日この頃です( ・∇・)

-how-to
-

執筆者:


  1. here より:

    This site was… how do you say it? Relevant!!
    Finally I’ve found something that helped me.
    Kudos!

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

ミシンの縫い方以外でも知っておきたい6つのこと

作品をキレイに、また速く仕上げるためには何が必要だと思いますか? ミシンでキレイに縫うコツが満載!6種類の縫い方 前回の記事にて、縫い方や縫い代をメインに話を進めてまいりましたが、実はそれと同じくらい …

造花でかんたんブーケの作り方

先日、ひょんなことからウェディングブーケを作ることになりました。 友人の買い物に付き合っていた時のこと。最初はブーケを「買う」つもりでした。 友達のさきっぺ(30歳を過ぎた今でも10代の頃の呼び名…) …

地直しの大切さ…布地は歪んでいる!

地直しという言葉を聞いた事はありますか? 洋裁をする上でポーチやアクセサリーなどの小物類であれば問題になりにくいのですが、バッグや洋服、インテリア用品を作るならば大切なポイント。 そんな地直しについて …

縫いやすく見た目もキレイ!折ふせ縫の方法

お世話になります、折ふせ縫さん。 縫い方はもちろん、どんなものかも知らないと言う人でも、必ず1度や2度は触れているであろう、折ふせ縫。 あなたの今着ているシャツの脇も折ふせ縫かもしれません…! メジャ …

デニムリメイクのコツをご紹介

デニムをリメイクしたバッグ等は、巷でもよく見かけませんか? 中にはリメイク風にして、実は新品を加工したものまであります。 人気の高い様子のデニムリメイクですが、先日初めてトライしました。 やってみて分 …

よく読まれている記事

 

よく読まれている記事

profile

 

Profile

当サイト運営の麻耶と申します。

好きな言葉は、

好きこそものの上手なれ

下手の横好きとは言わせない^ ^

詳しくは、こちら→はじめまして

記事に関するご質問などは、TwitterもしくはInstagramからお気軽にくださいませ〜!!

(English) フォローする

最近の投稿

最近の投稿