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【日暮里】生地の問屋街へのご招待【前編】

投稿日:2019年07月18日 更新日:

生地・布地はどこで買っていますか??

洋裁をしはじめると気づくのが布地を買う事は結構高くつくと言うことです。

往々にしてユニクロで服を買う方が安い…

言わずもがなGUなんて。

それはさておき、布地が少しでも安く買えると嬉しいですよね。

実は1m500円以下で上質な生地が買える数カ所を私は知っています。(得意げ)

今回はそんな場所の1つである生地の問屋街日暮里について写真多めにご紹介いたします。

なんなの日暮里?どこなの日暮里?

日暮里という街をご存知でしたでしょうか?

私はこのマンガで知りました。  

矢沢あい作「パラダイス・キス」

通称パラキス。

服飾系の学生さんの青春ストーリー。

2011年ごろに北川景子さん主演で映画化もされたマンガです。

このマンガの中で登場人物たちが揃って日暮里へ行くシーンがあります。

さぞかしオシャレな街だと思っていました。行ってみるまでは。

足を運んでみると、オシャレとは別の魅力がたくさんあることに気づきます。

因みに私は読み間違えてひぐりと読んでいましたが正しくはにっぽりです。

えっ、知ってました…?

 

日暮里の場所

東京都内、しかも山手線上にある大都会日暮里

こちらの迷路のような路線図の中に堂々と位置している日暮里。

東京都の東側に位置し千葉からのアクセスが良好です。

布地関係の人には熱い街;日暮里ですが、一般的には上野の近くと言った方が伝わるでしょうか。

美術館や博物館の多い文化的な上野、そして妖しく輝く鶯谷を過ぎたら日暮里です。

下町と問屋街をミックスした上に、最近ではタワーマンションも建ってきているカオスで良い街です。

そして飾らない街、日暮里。

フェンスがハゲていても全く気にしない。

でも来訪者への気遣いが素晴らしく、JRの方の駅ではこんなマップがさりげなく置いてあります。

手書きかわいい。

この地図の中で言えば、日暮里繊維街が私たち布に興味がある者にとってのメインロードとなります。

このメインロードにつながる路地にも、アンティークのボタン屋さんや小規模な布地屋さんなど、かなり密集しています。

Googleマップで言えば、この辺り。

大阪、名古屋、京都のような大都市や歴史のある都市にもこのような繊維街はよくありますが、間違いなく日暮里が日本一です。

さすが東京だな…と関西人の私は思います。

駅からのアクセスの良さもピカいち。東京に来た際は、必ず寄りたい街です。

日暮里駅を降りて歩いてすぐに繊維街の入り口があります。

いたるところに案内看板があるので、方向音痴の私も絶対に迷いません。

それでは歩いた順にお店をご紹介して参ります。

全てを網羅できてはいませんが、それでもかなりの量になります。

ではご一緒に、日暮里の街を歩いてみましょう♪

日暮里のお店いろいろ

繊維街に入って、まず赤い看板が目に飛び込んできます。

繊維街の交差点にあるEDWIN

言わずとしれた、デニムの老舗ブランド。

レディース・メンズのボトムスを中心の品揃えですが、我々布ハンターの見所はこちらです。

店先のハギレ販売!

一般流通していないような服地が手に入るのは嬉しい限りです。しかもお値段もお手頃。

1.5mで1000円なので、1m650円程度。厚地のデニムがこの価格というのはありがたい。地方の手芸店にも似たような生地の販売はありますが、もう少し価格は高いことでしょう。

 

交差点を渡り繊維街のメインロードに入って行くと右手にあるのが、

パキラニット館

ロックミシンを使って、カットソーを縫う人には大変嬉しい品揃え。

ニットというと毛糸をイメージする人も多いかもしれませんが、Tシャツの生地のように伸び縮みするもの全般をニットと呼びます。

通常の本縫いミシンだと後で糸が切れてしまいますので、ロックミシンがないと縫製できません。

私はロックミシンは持っておらずカットソーも縫わないので、ここは素通り。

 

そして次に見えてくるのが、

洋裁・手芸材料のやまよ

裏地や芯地、他にはボタンや型紙なども扱っています。

また土日であれば、店先で職業用ミシンの展示販売も行っています。

私はここで、JUKIの職業用ミシンを購入しました。

当時(2011年)はスマホも持っておらず、価格も比較せずに先方の言い値にて購入してしまいました。

しかし同じものが数万円安くも買えたことを後々になって知りショック…。

まぁ世間知らずな上に、値切る度胸もない乙女だったので仕方ありません。

そんな苦い思い出も嚙みつぶしつつ店先を眺めました。

例にもれず、裏地も卸価格ほどまではいかないけれど、3割ほど安い様子。

定期的に量をまとまって買える人は、いずれのお店でも卸値での対応もあるかもしれません。

しかし、このように気が向いた時に好きな分だけちょっと安く買えるのも日暮里の魅力の一つですね。

そして、やまよさんを後にし次に目指すのは、

トマトセレクト館

外装を修繕中なのか黒いベールに覆われていますが、通常通り営業中…。

トマトは日暮里の中でも、間違いなく最大のグループです。

日暮里で色々と買い回るのは楽しいのですが、時間がなければトマト本館だけでも満足度は高いと思います。

上の写真のように計5つの建物に分かれていて、それぞれに特色があります。

その中で、セレクト館はレースやプリント地などが中心。

ポリエステルなどの化学繊維系からコットンなどの天然素材まで、幅広く置いてあります。

二階建てで規模も本館などと比べると小さいため、すぐに見て回れるサイズ。

プリント生地の取り揃えも多く、最近入荷したような旬なものから、ちょっとお値引きしたお買い得品まで。下の写真は旬な方の棚です。やはり柄物も流行り廃りがあるので、旬なものの方がかわいく見えるものですね〜。

また染色用の生地もあったりします。

私は藍染や茜染を少しかじっているので、このあたりで購入したものを使っています。

染対応の布ではなく普通の白地だと何らかの加工が施された後だったりして、染まり具合がイマイチになるのです。

生成りの生地も染色向きですが、生地に残っている油分を洗い流したり縮みを防ぐために水通しをしっかりするなど、少々の手間がかかったりします。

二階の方では7月の時点で既に、ウールの展開も始まっておりました。

夏なので見る気はなかなか起きませんでしたが、年中各種素材が手に入りやすいのも日暮里のいいところ。

トマトセレクト館は個人的にも思い入れが強いので、写真も多めにお伝えしましたが、そろそろ後にします。

店角にある白いブラウスと赤いスカートの作品も、展示の雑さに反して素敵ですね!腕が妙に長い気もしますが…。

 

日暮里繊維街を歩いて行くと、また目立つ看板が見えてきます。

NAGATO

ウールや裏地などの婦人服地を中心とした取り揃えのNAGATO。

芯地なども豊富そうなので、先ほどのやまよさんともよく似たカバー範囲。

しかし服地は一期一会で、気に入ったものはそこのお店にしか置いていない事もしばしばなので、服地をじっくり見たい時には外せないお店でしょう。

本館からほど近くに別館もあります。本館のから見える範囲の路地ですので迷うことはないでしょう。

こちらもチラリと見させてもらいましたが、ツィードなどは個性的でとっても素敵な品揃え。

7月の真夏には買う気は起きませんが、がっつりジャケットなどを作ってみたくなったら是非もう一度来たいお店です。

 

月安博司商店

次に目に飛び込んでくるのは、こちらの月安博司商店。

プリント地、ラミネート加工、ファー、肩パッドetc…

バラエティー豊かに色んな生地や部材があります。正直どれがメインの商材なのかは、私にとっては謎のままです…。

そして次へ進みます。

 

トマトインテリア館

最大勢力トマトの、インテリア専門のお店です。

カーテン生地も充実しており、以前ここでカーテン用の生地と芯・部品なども購入しました。

当時は「カーテンの作り方」という紙まで無料で置いてあり大変助かりました。

遮光カーテンの生地を買って縫ったので、素人っぽさも残しつつまぁまぁの仕上がりに。カーテンを縫ってわかったことは、服などとまた違ったノウハウがインテリアにはあることでした。

オーダーカーテンの受付もここでしていますので、こだわりのカーテンをお探しの方にはいいかも。

ニトリとかで買うのではなく、カーテンをオーダーできるご身分に憧れる今日この頃です。ニトリも便利で捨てがたいけど…。

 

生地の宝庫 ZAK ZAK

次に見えてきたのはトイストーリーの人形が目立つお店。

お店の名前からも醸し出ているように、ザクザクと激安の生地が出てくることを売りにしている様子。

その他はボタンなどの各種パーツも充実です。

 

ミシン創作工房 ミシンショップ タケダ

お次はミシン専門店。

実際に見て、詳しい説明などを聞けるのは嬉しいですね。

お店の名前が「タケダ」でネットショップの方が「創作工房」っぽいです。

こちらでJUKIのミシンを頼んだら何円だったんだろうなぁと、最安値の表示に心がざわついてしまいました。

これからミシンを入手する人は、こういった店頭で見比べられるは羨ましい限りです( ^∀^)

 

布地以外も手に入る手芸用品など

日暮里は布地のイメージが強いのですが、それ以外の手芸用品もかなり充実しています。

こちらは革物を扱うお店。結構な種類がありますが、調べてみると本店は浅草橋

革物に関しては浅草橋が本場で、革系のお店が駅周辺に連なっています。革中心でお探しの方は、始めから浅草橋へ行く方が効率的でしょう。

その他、アクセサリーパーツのお店もあります。

色とりどりの展示に見入ってしまいます。

ただアクセサリーパーツも浅草橋の方が本場。

貴和製作所の本店も浅草橋にあるので、そちらもおすすめです。

もしお買い物に丸一日使えるのであれば、日暮里⇄浅草橋間はそんなに離れていないので、両方足を運んでみるのも楽しいでしょう。

また手芸とはちょっと離れますが、こんなお店も。

書いてある通りのリサイクル着物屋さん。

日暮里の街角でフランス人(…だと思う)のファミリーを2〜3組見たのは、こういったお店があるからでしょうか?

海外のガイドブックにも載っているからか、アジア系・欧米系の人も結構見かけるのです。

観光客でそんなに布買う?と心の中で思いつつも、好きな人は立ち寄って見るだけでも楽しんでいるのでしょうか…。

楽しみ方は人それぞれです。

日暮里は問屋街でもありますが情緒溢れる下町でもあり、酒屋の店先で安心して寝ている犬を見るとほっこりしたりもします。

酒屋さんを通り過ぎると再び革物系のお店。

浅草橋が本場とは言うものの数店舗あるので、ついで買いには十分そう。しかし気をつけたいのは、革を縫えるミシンは通常のものではなく専用のものが必要なこと…。

手縫いなら問題ありませんが、普通に布と同じミシンで縫えないのであります。

革物もいつか縫ってみたいなぁ…、そんなことを思いつつ、歩み進んで来た繊維街もそろそろ終わりです。

布の街・布の道というフラッグがあるのもこの辺りまで。

ちょうどこの第二日暮里小学校が目印になります。

この辺りで信号を渡って反対側へ行くと、お肉屋さんがあります。

絶対にコロッケが美味しいタイプのお肉屋さん。

暑くて揚げ物の気分ではないので、今回は素通りです。

この辺で日暮里繊維街も終わりかと思いきや、実はまだ半分です。

あまりに長くなってしまうので、前編と後編に分けることにしました。

ここを折り返すと、日暮里繊維街のハイライトと言えるトマト本館があります。

後編はそのあたりを中心に、日暮里繊維街の魅力を語って行きたいと思います。

【日暮里】生地の問屋街へのご招待【後編】

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