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【coffee】魅惑のコーヒー抽出方法【break】

投稿日:2019年04月17日 更新日:

今回はものづくり系の話はいったん休み、コーヒーのお話です。文字通りのcoffee break♪

…ところでコーヒーはお好きですか?

私は大好きです。中毒と言っても良いくらい。以前にペンネームでcoffeeholic(コーヒー中毒)と過去に名乗っていたほど。

coffee歴20年は超えますが、最近新たな淹れ方に出会いました。なかなかの感動体験だったので話さずにはいられない…!

コーヒー好きな人の参考になれば幸いです( ´∀`)ノ

コーヒーの淹れ方は色々あるけれど…

新たな淹れ方を語る前に、スタンダードについて少し触れておこうと思います。

一口にコーヒーと言っても、その淹れ方(抽出方法)は様々にありますよね。メジャーなものについてちょっとご一緒に振り返ってみましょう。

字面だけだといまいちピンと来ないかもしれないので、アマゾンの画像を載っけてみました。

以下、よく見る主な5種類の方法です。

 

その1、一般的なコーヒーメーカーでのペーパードリップ

安価なものだと1000円程度から買えるコーヒーメーカー。

ペーパーとコーヒー粉だけをセットすれば自動でドリップしてくれるので、朝の忙しい時間にはピッタリ系。

電気屋さんに行っても、このタイプが一番多いでしょう。

 

その2、注ぎ口の細いヤカンを使ってハンドドリップ

お次はドリッパーとそれを受けるポットがあればOKのハンドドリップ。

コーヒー豆を販売しているお店で、器具を販売しているのをよく見かけます。

意外とコーヒーメーカーより省スペースで、一人分の場合はマグカップに直接ドリップ可能な手軽さもあり。

ドリッパーの形も上記のような円錐型や、こちらの台形のような形まで、様々にあります。

ドリッパーの形はもちろん、お湯を注ぐスピードや分量で好みの抽出ができるのがハンドドリップの大きな魅力です。

 

その3、ハンドドリップの中でも布で漉すネルドリップ

ネルとは起毛したコットン生地のこと。

ペーパーの代わりにネルで漉すハンドドリップは、また違った味わいがあります。

レトロな喫茶店でヒゲのマスターが淹れているのは、大体ネルドリップ…。

勝手なイメージですが。

しかし、ペーパーよりも手入れに手間のかかるネルを選んでいる人はこだわり強めなのは確かでしょう。コーヒーの油脂は乾いて酸化すると不味いので、ネルは洗った後、水に浸して冷蔵庫で保管する必要があるのです。

 

その4、理科の実験のようにも見えるサイフォン式の抽出

まぁるいフラスコの中でゆらゆらと揺れるコーヒーを眺めるのは、なかなか良い時間です。

神戸の喫茶店では、なぜかサイフォン率が高めです。(テキトー私調べ)

サイフォンで淹れたコーヒーは、しっかりと豆の味を抽出できるので濃厚な味わいになります。もっぱらペーパードリッパーの私には長い間の憧れでした。

しかし器具を洗う手間や、ガサツさゆえにガラス瓶を割ってしまう恐怖があり、断念しておりました。

 

その5、悪魔の手下…?!エスプレッソマシーン

ブシュワーっという迫力のある音と湯気の中から、悪魔の汗のようなコーヒー液を吐き出すエスプレッソマシーン。

悪魔の手下…は冗談ですが、蒸気と圧力で抽出する、イタリア人好みの濃〜い味わい。

イタリア人は砂糖を入れて楽しむのだとか。それと知らずに、初めて口を付けた時の衝撃は忘れられません。

「苦っ、濃っ、何だこれ…!?」

あまり良い思い出ではないので、いつかイタリアで本物を味わってみたいものです。

 

*****

以上、私の主観を交えながらメジャーどころを紹介してみました。

他にも、コーヒー豆から煮出す「トルココーヒー」や「水出し」など挙げ連ねるとキリがないですね。

ちなみに深煎りで香ばしさを出すアイスコーヒーは日本独特の飲み方だとか。

欧米諸国では冷たい飲み物を飲む習慣はないそうで、暑い夏がある日本で考えられた飲み方なのです。

関西ではアイスコーヒーを冷珈(れいこう)とも言うらしく、喫茶店に入るなり

「冷珈で」

と言う汗だくのおじさんも、喫茶店が減りカフェが増えた昨今では絶滅危惧種でしょうか。

それはさておき、コーヒーの淹れ方(抽出方法)や飲み方は無限とも言えるほどにあるのですね。それぞれに手軽さがメリットのものから本格的な淹れ方まで、奥深い世界が広がっています。

ペーパードリップからの卒業

もはや今回ご紹介する「ナポレターナ」(napoletana)のことが言いたくてしょうがないのですが、その前に回り道。初めから理想の方法に出会えた訳ではありませんので…。

短くはないcoffee歴20年、自分で淹れたり人に淹れてもらったりして結構な量のコーヒー豆を消費してきました。

ちょっと郷愁を込めて、私の辿ってきたcoffee風景を語ります。興味ない方&「ナポレターナ」の事だけを知りたい人はこの章はすっ飛ばして次なる章「ペーパードリップの問題点」へ♪( ´θ`)ノ

 

 

…それでは長々と語ります。

〜子供の頃〜

小学生から中学生くらいまでは、コーヒーよりも牛乳が好きな子供でした。

親には「コーヒーは大人の飲み物だから、牛乳を入れて飲みなさい」

という謎のしつけをされ、コーヒーには必ず牛乳を入れて飲まなければならないと言う洗脳と洗礼を受けました。

確かに子供が飲むにはカフェインが強すぎるので、コーヒー牛乳くらいが適度なのでしょう。

親が使っていたのは、安価なコーヒーメーカで特にこだわりはない様子でした。

使っていたコーヒー豆も、スーパーで売っている挽き売りの手軽なもの。

それでも毎朝必ずコーヒーの香りはしていたので、親もそこそこのコーヒー中毒です。

高校生くらいになると、自分で飲み物を用意する機会も増え、ティーバックの紅茶かインスタントのコーヒーに牛乳を入れてよく飲んでいました。

この頃はまだ紅茶:コーヒーは五分五分で、私自身はコーヒー中毒者ではありません。

ちょうどこの頃の2000年前後、地元(…の3駅先)でもスターバックスが開店し友達に連れられて行ったのは、平成の遠い思い出です。

キャラメルスムージートール…、

魔法の呪文のような商品名を注文するのはやけに緊張する経験でした。

サイズの表示が何だか分からないし、名前の意味も分からない、値段高い…

そんな感想でした。

注文が難しいトラウマから、キャラメルスムージーのトールしか選ばない時代が数年続きました。

 

〜ひとり暮らし開始から20代初めまで〜

18歳で念願の一人暮らし。

コーヒーメーカーも揃えたかったのですが、ワンルームには邪魔になるし、学生にとっては高い買い物。

そんなわけで子供時代と変わらず、インスタントコーヒーを常備する生活でした。

しかし1つだけ変化が起きました。

19歳のある日、突然にブラックで飲むほうが美味しくなったのです。

きっと19歳という年齢は、子供から大人への味覚の変化が起こったのでしょう。

インスタントコーヒーもブラックで飲みだすと、味の違いに気づくものです。

当時1番のお気に入りはマキシムでした。

完全な余談ですが、その後の20代半ばでビール、焼酎、赤ワインなど、今まで苦くて好きではなかったものが美味しく感じ始めるタイミングは何回かありました。

味覚って変わるものなのですね〜。

焼酎なども、酎ハイを飲んでいるうちに少しずつ本家の焼酎の味に慣れるようです。

 

・20代半ば頃

この頃からインスタントから少し昇格して、ワンドリップのコーヒーを飲むようになりました。

スーパーで小分けで買うよりも、通販でまとめて買った方が安いと気づき、まとめ買いするように。100パック入りで2000円ちょっとなので、1杯20円くらいですね。

こんな簡易なワンドリップでも、お湯の入れ方で味は変わるものです。

初めにちょろっとお湯を落としてコーヒー豆を蒸らし、その後にドリップし始めると香りがより出ます。

忙しい朝でも、マグカップにそのままセットすればドリップコーヒーが飲める手軽さは、とてもありがたいものでした。

 

・20代後半

美味しいものを少しずつ覚えて、そろそろ背伸びしたいお年頃。

当時、合羽橋という日本一の道具屋街の近くに住んでいた巡り合わせもあり、コーヒーの器具を揃え始めました。

ハンドドリップ時代の始まりです。

先ほどご紹介したように、一口にハンドドリップと言っても色々に種類があります。

私が使用していたのはハリオというメーカーから出ている円錐型のドリッパー。こちらに紙のフィルターをセットして使います。

一般的な扇型のものよりもお湯の落ちるスピードが早くなり、スッキリとした味わいになりやすい形。また少し濃厚に淹れたい時はお湯を落とすスピードをゆっくりにしてみたりと、工夫のしがいがありました。

 

・30歳頃〜

引越しを機に、コーヒー豆が買える場所が遠のいたので、思い切って生豆の焙煎に挑戦する事にしました。

手網を使ってコンロでの焙煎は、やってみれば案外お手軽です。また焙煎からベストなタイミングでの抽出が可能になるので、美味しさもUP。

機会があれば生豆の手網焙煎のHow_toも書いてみようと思います。

自家焙煎は始めたものの、ハンドドリップは相変わらず続けていました。

しかし、これはベストな淹れ方なのかという思うようになった昨今…。コーヒー抽出に関して見直すことに乗り出したのです。

このあたりからは、「ナポレターナ」の良さへの話につながるので、章を変えます。

ペーパードリップの問題点

円錐型のペーパードリップにも少々飽き…というより物足りなさを感じていく日々。

私のコーヒー生活はこのままでいいのかと自問自答の日々…。

大げさに言いすぎました。

それはさておき、ペーパードリップに関する問題点を挙げてみましょう。

紙の味がしてしまう

気になる人は気になるし、気にならない人は気にならない…。

そんなところなコーヒーフィルターの味問題。

私も以前は気にならない派でした。しかしここ最近、ラーメンなどの濃い味のものを食べないような食習慣に変えてからは味に敏感になってしまったのです。

普段の食事に関しては減塩にもなって健康には良かったのですが、コーヒーフィルターに関しては少々厄介…。

あらかじめお湯を通してからコーヒーフィルターを使うようになりました。

始めのうちは濡れたままのフィルターにコーヒー豆をセットしていたのですが、それもコーヒー豆を蒸らす上であまり良くないなぁと思い、、、

何枚かまとめてお湯を通しておいて、乾いたものを使うように。

「老舗喫茶店のオヤジかよ!!」

と心の中でセルフツッコミをしながら、そんな生活が続きます。

しかし、以下もう一つの問題点は解決されないままにペーパードリッパー生活は続くのです。

コーヒーオイルが漉されてしまう

紙は油脂をよく吸います。そして湯通ししておいたコーヒーフィルターは、更によく油脂を吸います。

スッキリしたコーヒーの味になって、乙ではありますが…。

私は以前、自分でドリップしたコーヒーこそ世界最強だと思い上がっていました。

まぁそれもそのはず、ラーメンやカレーなどの味の幅が広い食べ物同様、コーヒーも好みに忠実であることが美味しさの条件なのです。

自分で淹れれば、好み通りの味になるのです。

しかしどうしてもコーヒーオイルの甘い香りは出せていない…!

ここ最近、サイフォン式のコーヒーに出会う機会が増えたことも手伝って、自分のハンドドリップに物足りなさを感じるようになりました。

サイフォン式は序盤でもご紹介したように、コーヒー豆の甘さやオイルまでをしっかりと出せる抽出方法なのです。

しかし家でサイフォン式を取り入れるほどの貴族にはなりきれません。所詮、小忙しく働く必要のある庶民の身…。

サイフォン貴族でもなければ喫茶店のオヤジでもない私は完全に路頭に迷いました。そして、迷った末にたまたま出会った…ナポレターナ

ペーパレスなステンレスドリッパーに変えてみようかなぁ…などと思いを巡らせていましたが、ナポレターナと出会って、これ以上のものはないと確信しました。

Napoletanaとの運命的な出会い

「ナポリターナ」

「ナポレターナ」

カタカナ表記ではどちらもあるようです。

新たなコーヒー道を開拓しようと、こちらの本を手に取って読んでいた時のこと…。

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図説コーヒー/UCCコーヒー博物館【1000円以上送料無料】
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本の内容としては、コーヒーの歴史や文化、コーヒ豆の種類などを分かりやすく図説したものでした。神戸が本社で、缶コーヒーを世界で初めて作ったUCC上島珈琲)が出している本です。

コーヒーの抽出方法が色々と図説で紹介される章で、最後の方に紹介されていたナポリターナ…!

(参照:図説 コーヒー UCCコーヒー博物館著)

マイナーだけれども、ユニークで抽出の原理が理解できるとの事で紹介に至ったと書かれていました。イタリアで現在のエスプレッソが広まるまでは主流だった淹れ方のようです。

ボイルした水の蒸気でコーヒー豆が蒸され、水が沸騰したところで容器をひっくり返す。しっかりと蒸らされることで、余すことなくコーヒー豆の味わいが抽出できるとのこと。

(参照:図説 コーヒー UCCコーヒー博物館著)

グーグル先生にも聞いてみると、英語ではflip pot(フリップポット)との呼び名もあるそうで、少なからず愛好家もいる様子。YouTubeではナポレターナでコーヒーを淹れるおじさんの動画もあり。

気づけは血眼になってネット上からナポレターナの情報をかき集めていました。

もはや、

ナポレターナへの恋

2019年春の恋です。

そして平成最後の恋でした。

ナポレターナ(ナポリターナ)はほぼ通販のみ

近所のスーパーでナポレターナの器具が置いてあるわけもなく…。

ロフトや東急ハンズにあるかなぁと思いつつ、web店舗でも取り扱いは無かったので実店舗もないかなぁと思い、通販で買うことに決めました。

私がいつもご来店するAmazon &楽天はくまなく探しました。呼び名も2つあるし、検索方法を変えてグルグルと周遊。いつもならレビューも読むのですが、ナポレターナはそのマイナーさゆえにレビュー数も少なめ…。

しかしナポレターナについて分かってきた事は、

アルミ製ステンレス製の主に2種類

・水をボイル出来る容量が150〜450ccまで3種ほど

・日本で現在買えるのは2種類のメーカーのみ

以上の3つです。

ほぼILSA(イルサ)というイタリアのメーカーのもののみ日本には入ってきているようです。

アルミの小から大まではこちら。

楽天ではアルミの3サイズが全て見つかりました。

しかし強度やフォルムの美しさで、どうしてもステンレス製に目が行きます。高いけど…。

同じくILSAというイタリアのメーカーのステンレス製はAmazonにありました。

小から大はこちら。

アルミ・ステンレス共に、ILSAというメーカーのものは割と簡単にアクセスできました。

Amazonのみ掲載のステンレス製の方は写真も少ないので、ILSAのメーカー直販サイトもググってみたのですが、販売はしていない様子…。

ILSA以外では楽天内に個性的なナポレターナの器具を発見しました。こちらは大小の取り揃え。

バッサラクアというメーカーのもので、ILSAと同じくイタリア製です。形がかわいいので最後まで候補に残った一品です。(しかしサイズが小さめなので、今回は見送り。)

この全8種類が2019年4月現在、日本で買えるナポレターナだと断定しました。血眼になって探しましたので…。

結局Napoletanaを買ったのは

現在ではイタリアの一部のメーカーでのみナポレターナを製造するとのことで、日本には製造者がいないそうです。

どの器具のどのサイズを買おうかと思案していましたが、心の中で誰かが囁きました。

イタリアにはもっとたくさんのナポレターナがあるはず。

イタリア語でググっていて少し混乱してきたので、Amazon内に絞って世界を旅する事に決めました。フォーマットが見慣れているのでAmazonなら海外でも安心して見られます。

・Amazonイタリア

・Amazonフランス

・Amazonインターナショナル

・Amazonアメリカ

etc

Amazon日本のアカウントは持っているのですが、海外のアカウントは別なようで、インターナショナル版を別途作成しました。

けれども本家イタリアであってもAmazonで取り扱いがあるのは有名どころのILSAのみ。ILSAを避けている訳ではないのですが、もっと多様なナポレターナ文化を見てみたかったのです。

多様なナポレターナを見るのは、いつかイタリア旅行ができた時の夢にでもとっておきましょう…。

結論:ILSAのステンレス製6カップ用を購入

Amazonイタリアでは36ユーロほどで出品されていましたが、日本での配送不可とのことでイタリアから買う夢も諦めました。

しかし日本で買うと15000円ほど。現地の3倍はします。しつこく各国のAmazon内を探検した結果、Amazonアメリカでは70ドルほどで出品されているのを発見。

日本への配送も可とのことでしたので、送料その他を含めても9500円ほどにて購入するに至りました。

Amazonでの買い物とは言え、初めての個人輸入。

ドキドキワクワク。

船に荷積みされました的な出荷連絡のメールが入ったときには、遠い国から恋人が自分を追ってやってき来てくれるような感じすらしました。

もはやコーヒーで酔えそう。

ナポレターナ、ついに到着

はるばる遠い国からやってきた私のナポレターナ。

あらあら、こんな破れかぶれになってまで来てくれたのね。

ちょっと雑に箱にinされていたけれど、そこはイタリア人の大らかさかな…と気にしない。

ステンレスの方にしておいた甲斐があり、箱の中でカシャカシャ鳴ってた割には本体の方には大きな傷もなく。

まずは長旅をねぎらいます。おつかれさま。

箱側面には淹れ方の図説があります。

英語の説明書もついていたのですが、読み込まなきゃなないほどの複雑さはナポレターナにはありません。とてもシンプル。

パーツ紹介と淹れ方

いよいよナポレターナでのコーヒー抽出の時が来ました。パーツのご紹介もしつつ、進めて参りましょう!

以下の5つがナポレターナのパーツです。↓

通販ページを見る限り、他のタイプのナポレターナもこの5パーツから成り立っている様子。

上2つがメインの本体部分。下の右二つが中にセットされる、コーヒー豆を蒸らしたりドリップしたりする機能の部分。

コーヒー豆の粉を入れて、本体部分にスッポリ収まるようになっています。↑

この点々が絶妙で、器具によって穴の開き方が違うので味の違いも生まれることでしょう。

そして、それをスッポリ入れる水を沸かす本体部分。↓

上部にラインがありますが、ここの部分まで水を入れるガイドラインでもあります。

そしてカパっとポット部分を被せます。↓

この状態でコンロにかけるのです。

我が家のコンロの小には、ちょうど乗るサイズでした。コンロのサイズが合わない際は金網や五徳を使用します。

お湯が沸いて小さな穴から溢れ出すとひっくり返すタイミング。ひっくり返した形も、なんともかわいいです。↓

耳をすませば、ポトポトとお湯がコーヒ豆の中を通りポットへ落ちていく音が聞こえます。

音もかわいい。全てが愛おしく思えます。

ドリップが終わった気配を感じたら、上部の本体を取り外しフタを置いて、出来上がり。↓

あとはお気に入りのマグカップに注ぐだけ。

到着前から期待大のナポレターナでしたが、期待通り…いやそれ以上の働きを今日もしてくれています。

ナポレターナで好みの味を見つける

私はイタリア人ほどは濃いコーヒーを好みません。

しかしアメリカンと言われる薄いコーヒーも好きではありません。

そんなワガママな私の要望に応えてくれる優秀なやつ;ナポレターナ。

1〜9カップまで大中小と種類のあるナポレターナですが、私は真ん中の6カップ用を購入しております。

ここで注意したいのは、6カップがデミタスカップエスプレッソカップ換算での6カップです。

200ccほど入る普通のマグカップの半分以下のサイズ。人が手に持った感じはこれくらい。

ごちゃごちゃした写真ですが、フリマ中なのでご容赦を。濃いコーヒーを飲まない私にとって、デミタスカップは不要品です。2個150円売ってしまいました。メルカリのなかった2012年当時、姉と一緒にフリマをしたのがちょっと懐かしい思い出…。

話をナポレターナに戻して、、、

基本の淹れ方としては、容器にすりきり一杯入れ、ガイドラインまで水を入れる…というのがイタリア流。

その通りの分量だとエスプレッソに近い、濃〜いコーヒーに仕上がります。

エスプレッソが好きな人や、ミルクを入れて飲む人にはそれでも良いでしょう。

しかし私が目指していたのは、サイフォンで淹れたような甘いコーヒーオイルの香り立つ一杯。分量は1杯200ccくらいが理想です。

ナポレターナでコーヒーを淹れる度に水とコーヒー豆の量を変えて飲んだところ、ベストな味に辿りつきました。このあたりの試行錯誤はハンドドリップとも通じるものがあります。

ナポレターナに適したコーヒー豆は、中深煎り〜深煎りが良いとか、、

豆の挽き方も中細挽き〜細挽きがベターなどとの情報もありましたが、、

要は自分の好みこそ最強です…!

他の抽出方法同様に、様々に試して辿り着く楽しさはコーヒーの醍醐味とも言えるでしょう。

水のボイルに関しても、お湯から沸かして蒸らし時間を調節するなど、好みが分かれるようです。

ちなみに私の現時点でのベストは、

・すりきり一杯の半分強くらいのコーヒー豆の分量

・水の量はガイドラインより7mmほど下まで

・水から沸かして、しっかりとコーヒー豆を蒸らす

・中深煎り&中細挽き

・豆の種類は問わない(それぞれに美味しい)

以上の5点です。

また淹れる度に発見もあるので、これからも楽しみです。

ナポレターナの良いところ

もはやナポレターナにゾッコンLoveの私が、ナポレターナのメリットについても語らせてもらいましょう。

熱々のコーヒーが飲める

ポットも一緒に加熱する構造上、ドリップ中のコーヒー液が冷めてしまうのを防げます。ですので、美味しいコーヒーが熱いまま頂けます。そのような理由もあって、キャンプ用にナポレターナを使っている人も多いそうです。

ペーパーでハンドドリップをしていた際は、このコーヒーの冷え問題を解決するために保温プレートを使っていたりもしました。

一般的なコーヒーメーカーにもありがちですが、保温プレート部分が熱すぎてコーヒーが煮えてしまう事も。布製のコースターをかまして適度な保温具合にしていました…。

今見ると、なかなかの手間ですね。

ナポレターナならば、そのような心配も不要です。水をボイル中にポット部分も温まるので、普通に淹れているだけで熱いコーヒーになるのです。

またyoutubeで国内外のナポレターナおじさんを拝見したのですが、ボイル中の容器の上にカップを乗っけているアイディアマンもいらっしゃいました。

カップも保温されて、美味しいコーヒーを熱いままに、ゆっくりと楽しめますね。

香りたつコーヒーオイル

紙や布などのフィルターを漉さないので、コーヒーオイルがそのまま抽出されます。私にとって、これは最大のメリットでした。もはやペーパードリップに戻れません…。

コーヒーオイルの芳醇な香り・甘さはコーヒー好きにはたまりません。

ペーパードリップからの卒業をし、ナポレターナを手に入れた私は、再び世界最強のコーヒーを淹れられるようになったのです。

コーヒー豆の量が少なめでOK

ペーパードリップと比べコーヒー豆の蒸らし時間が長くなるため、豆の風味を余すところなく、しっかりと抽出できます。

その結果、ペーパードリップよりも2〜3割少ないコーヒー豆の分量でもしっかりとした味わいの美味しいコーヒーが淹れられるのです。

経済性も良好で、ナポレターナを考えた人は天才!!

ゴミが出ずにエコ

毎朝出ていたペーパーフィルターがなくなると、ゴミの量も減るのは当然のこと…ですね。

またナポレターナの器具には消耗品部分が存在しないので、半永久的に使えます。

器具そのものは5000〜10000円ほどと、安価ではありません。しかしガラスなどと違い、割れる心配もいらないのでコスパも悪くない気がしています。

2019年は私にとってナポレターナ元年となりましたが、いつまでこの器具を使っているのでしょうか。

ネットでは、新品とは別でアンティーク品として19〜20世紀初頭のナポレターナも取引されてます。私のナポレターナも私の寿命を超えてくれるかもしれませんね。

ナポレターナよ、我が屍を超えてゆけ…。

100年後くらいに、どこかの街角の蚤の市でILSAのステンレス製6カップ用ナポレターナを見かけたら、私のことを思い出してください。

ナポレターナに悪いところってあるの?!

ゾッコンLoveで、もはや、アバタもエクボ状態にはなっていないか、私。

そんなこともありません。

悪いところ…とまでは言いませんが、ナポレターナに対して要望もあります。2つほど。

まずは量の問題

6カップ用を購入して使用中ですが、私のコーヒーの飲み方だと1カップ分となってしまいます。

そこで最大サイズの9カップ用の購入も視野に入ってくるのですが、それでも少なめ…。

6カップ用のボイル容量は450ccほどですが、お湯がコーヒー豆に吸収されたり、多少吹きこぼれたりもあって、抽出量は300ccほどなのです。

9カップ用は1.5倍なので450ccほどの抽出量でしょうか…。私にとっては2カップ分です。デミタスカップではない、通常のマグカップのサイズから言っても2カップ分でしょう。

3人分以上のナポレターナコーヒーを淹れる場合は、どうすれば良いのだろう…。思案中です。

また次に感じる問題点としては、洗うのが少々手間であること。

ペーパードリップ時代、ドリッパーやポットなどの器具は水でササっとゆすぐくらいで十分でした。

ナポレターナもその洗い方で手入れしていると、次のドリップに影響することが判明…!適当な洗い方では、次のドリップにコーヒーオイルの酸化した味がまぎれこんでしまうのです。

ペーパードリップならコーヒーオイルをペーパーがほぼ持っていって、それを捨てるだけ。

しかしナポレターナにしてからは、お湯を使ってスポンジでしっかりこすらないと、コーヒーオイルが落ちないと分かったのです。それだけコーヒー豆の成分かしっかりと抽出されているのではありますが…。美味しさとのトレードオフです。

若干の手間ですが、つきっきりのハンドドリップと同じくらいの手間かなとも思っています。

水をボイル中やポットをひっくり返した後の数分は、その場所を離れても勝手にドリップされているので、朝の忙しい時間にはありがたいのです。

このような量の問題と洗う手間の問題を考えていると、オリジナルのナポレターナを作ってみたい願望に取り憑かれ始めました。

そちらの妄想についても長々と書いてしまいましたが、回を分けてお届けします。

【coffee break】オリジナルのナポレターナを作りたい【妄想編】

どうぞ、もの好きな人だけ読んでくださいませ。

コーヒー博物館に今度行ってみよう

ナポレターナに関する興味は尽きません。

そして慣れ親しんだコーヒーにも、まだまだ奥深き世界があります。

世界各国に旅行に出て、その国の伝統工芸やコーヒーの飲み方に触れる旅をしてみたいなぁと、そんな妄想も止まりません。

春は妄想の季節です。

旅行は今すぐには行けないけれど、わりと近所に世界のコーヒーに触れられそうな博物館がありました。

UCC(上島珈琲)のコーヒー博物館

もうすぐ令和天皇になられる徳仁親王も御成になったらしい。

近々行ってみようと思う今日この頃です。

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執筆者:


  1. くろさわん より:

    まさか、日本人でここまでナポレターナを愛している方がいらっしゃるとは思いもよりませんでした。
    僕は家でもキャンプでも愛用しています。特にキャンプ(というか野点かな)では大活躍です。煎出した後の豆は焚火で燃やしてしまいます。
    自作のナポレターナを作成したら、ぜひお声がけください。クラウドファンディングなどで募ってもいいかもしれませんね。一口乗ります。
    ちなみに、現在、ハンドル部分を燃やしてしまったので、自作で修復中です。

    • 麻耶 より:

      コメント頂けたことに私も驚いてます笑
      たしかに軽めのコーヒー好きが多い(気がする)日本人にナポレターナ好きは少ないでしょうね。
      クラウドファンディング、いいですね!その方法がありましたか!!

      しかし屋外キャンプでのナポレターナいいですね。そのまま焚火で、どんな香りで燃えるんだろうと妄想しました。とりあえず、やけどにはお気をつけて笑

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