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ドレスのイメージを変えるサッシの作り方

投稿日:2017年09月15日 更新日:

先日、友達からのオーダーでサッシなるものを作ってみました。

オーダーされるまでサッシが何かを知らなかったのですが、簡単にできてドレスのイメージが変わる優秀アイテムだったので、ここでご紹介いたします。

サッシの構造そのものは四角形のシンプルなものですので、とっても簡単。

ドレス以外でも、普段着のワンピースなどにも応用可能ですので、写真を多めにご紹介しております。ぜひ最後までお付き合いください^ ^

ドレスにおけるサッシとは?

サッシとは、ドレスのウエスト部分に巻くリボンまたはベルト状の布のことのようです。

Google先生で画像検索しましたら実に様々なデザインが発見されました。

細いものや太いもの、赤や青などカラフルで見ているだけでも楽しいものです。

こちらのようにベルト型で、スナップボタンを留めるだけのものもサッシに分類されるようです。

こちらは私が以前に製作したもので、単なるベルトだと思っていたのですが、サッシベルトという呼び方もあるのだと初めて知りました。

ベルト状のものですと、ビーズで飾りを付けたりする楽しさもありますね。

しかし今回は花嫁さん用ですので、華やかなボリューム感を出すためリボン状のサッシを作ることに決定しました。

ドレスのサッシに最適な布地

ウェデイングドレスの上に巻くサッシを作りますので、それ相応の華やかさが要求されます。

私が選んだのはサテンの布です。

サテンとは、ドレスなどのフォーマルな衣装によく使われる光沢のある生地。

厚みも様々なのですが、ボリューム感が欲しいので布地屋さんにある一番分厚いサテンをチョイスしました。お色は花嫁さん本人となる友達の希望で黄色です。

光沢も手伝って、もはやゴールドですね!夏の結婚式にはちょうどいい華やかさ…!

サテン地はある程度の規模の手芸屋さんなら取り扱いがありますので、実際に手に取って色や厚みや光沢をチェックできるのがベストでしょう。

通販にする場合は、ある程度のイメージ違いは覚悟の上で、説明文やサンプル写真が多いお店なら安心できます。

サッシに必要な生地のメートル数

1つのアイテムを作る時に必要な布地の分量を要尺と呼びます。

布地を購入したことのある方ならご存知かと思いますが、布地の幅はだいたい90〜140cmくらいです。

また手芸屋さんで買えるような生地のほとんどが生地幅100前後です。

今回は3m購入しましたので、100×300cmの生地が手に入りました。

これは、かなり多めに見積もりました。失敗しても再び買いに行かずに済むように…。

最終的には、ちょうど3m使い切る形でボリューム感のあるサッシが作れたので、結果オーライです。

またサテン地はその華やかさとは裏腹に、ポリエステル100%なので比較的お安いのも嬉しいところ。

1mあたり1000円もしないことがほとんどで、600円前後で販売されていることが多いです。

サッシの型紙

型紙と呼べるほどのものはございません…笑

必要なのはタテヨコの長さだけですので、こちらに手書きの寸法表示だけ付けておきます。

もちろん長さや太さはお好みで結構ですので、目安にして頂ければOK。

脱力系の図にてお届けしております。まぁそれくらい適当でも、サッシは何とかなるのです…!

仕様としては2つ折りにして縫って、それをひっくり返して完成という作り方ですので、このような図になります。

サッシに必要な幅×2+縫い代分2cmがヨコの長さとなります。

今回は細いタイプと太いタイプを2つ作るので、2本分の図となっております。

もうちょっと詰めれば、太いサッシもう1本作れるくらいの生地は余ります。

サッシを縫う手順

生地の裁断が済んだら、縫うだけです!

直線だけなので、生地に定規で線を引いてザクザクといちゃってください。

ついに、あと5つの工程だけで、サッシは完成します。ワクワクしますね〜。

引き続き、脱力系の手書き図と、iphoneで撮影したシャープな写真にてお届けします。

・ぐるりをミシンで縫う

図のように途中の15cmほどの部分を残して中表(内側を表にするの意)にぐるりと縫います。

この15cmほどの開いた場所からサッシをひっくり返すのです。

この開ける部分は端ではない方が、サッシを巻いた状態の時に縫い目が見えずにキレイです。

リボンの垂れた部分は縫い目がなくツルっとしている方がキレイなのです。

・アイロンでプレスとアイロンで縫い代を倒す

ぐるりと縫い終わったら、縫い目の上をアイロンでプレスしておきましょう。

縫い目をプレスすると、布地と糸が落ち着き仕上がりがキレイになります。

そして次に縫い代を倒していきます。

因みに縫い代は1.0cmにて縫っていますので、倒すのも1.0cm分。

ひっくり返す前に、縫い代を片倒しと言って縫い目のところを折り目にしてアイロンで倒すのです。

こうすることで、ひっくり返した後もボアボアとせずリボンの形状がキレイに出るのです。

・ひっくり返し

ひっくり返す作業自体は難しくないのですが、コツを押さえていないと角がキレイに出ないので、ここは写真を多めにお伝えします。

こちらの写真の通り、鋭角になった角をアイロンで片倒ししたところです。

ここがサッシの先っちょとなります。

こちらの写真のように、人差し指を内側に親指を外側に持ってひっくり返していきます。

現時点では内側・外側との表現になりますが、ひっくり返す前の状態ですので、実際には

内側→布の表

外側→布の裏

と指が触れている状態ですね。

3mほどもある布地をひっくり返すので、全体ではこんなふうにクシュクシュ状態になります。

アイテムは別の物ですが、この角をひっくり返す手順を動画にしていますので貼り付けます。

もしこの動画が役に立ったと言う方はGOODボタンを、そして次回の配信も見逃さないようにチャンネル登録お願いします( ^ω^ )

(…っと、お決まりのフレーズを言ってみました。)

・アイロンでプレス

ひっくり返し終わったら、表からアイロンでプレスします。

赤い矢印の部分のようにアイロンをしていない状態ではボアンと生地が落ち着かないのです。

全体として見ても仕上がりが美しくないので、しっかりアイロンをしてましょう。

またここまでの工程は、実はシャツの襟などと全く一緒です。角をキレイにひっくり返すのは、数をこなせば上手くなります。

私は数をこなして上手くなるタイプですが、最初から上手い人も少なからずいます。あなたはどちらでしょうか〜…?!

・とじ

表に返してアイロンでプレスしたら、いよいよ最後の「とじ」です。とじとは、ひっくり返すために開けておいた部分をミシンで縫う最後の作業です。

とじ部分の写真を撮り忘れたので、ほかの作品にて説明させて頂きます…!

こちらのように布端2mmほどをミシンで縫います。

とじをイメージしやすくしてもらうため、横からの写真もUPします。

縫い代と表の布が重なって、合計4枚の布が縫われている状態となります。

今回はとじるためなので、開いている部分の前後3cmプラスの長さくらいまでで返し縫いにて終えましょう。

このステッチも素材によってはぐるりと一周しても良いのですが、やってみると不恰好だったので、途中でほどきました。

その理由は次のパートにて、写真付きでお見せします。

サッシにステッチは必要なかった

まずは写真をご覧ください♪

上がステッチ有のサッシ、下がステッチ無のサッシです。

どうでしょう?下の方が美しいと思いませんか…?

アイテムを丈夫に仕上げたい場合は、端っこをミシンで縫うステッチは重要なのですが、美しさを考えると要らない場合もあります。

今回のサッシはまさにそれです。使用はおそらく1回限りで、洗濯機でガンガン洗うようなアイテムでもないので、美しさの方をとりました。

多少サッシの端がボワつきますが、それもボリューム感を持たせるのには好都合でした。

ステッチ無が正解!!

サッシは結び方でイメージ自在

まずは細いサッシをトルソーに巻いてみました。トルソーがない場合は、もちろん人体でOK。

リボンの垂れの部分がスラッと長くて、とても爽やかな印象です。

次に太いサッシを巻いてみます。

着物の帯のような華やかさが出ますね。

実は今回、細い分と太い分の2本のサッシを作ったのは理由があります。

こちらの写真の通り、ドレス本体に取り外せない飾りがあり、こちらを隠したかったのです。

ですので着物の帯のように、上下に幅のある巻き方ができるサッシが必要で、何なら2本使いにしちゃおうとのことだったのです。

2本巻いてみた写真。何だか野暮ったくなってしまいました…。

巻き方を工夫して、こんな感じにも。

野暮ったさは少しマシになったものの、ボリューム感出過ぎでしょうか。

私としては1番のおすすめは、2本使いのこの写真だったのですが、あとは花嫁さんに試着してもらいバランスを見て決めることになりました。

最終的に採用されたのはどのサッシだ?!

太い方1本のスタイルでした。

思いの外、花嫁さんの胴が短く、1本で十分足りたようです。

こちらは結婚式当日の写真ですが、手には私の力作のブーケも。

今回のサッシ作りは、披露宴のお色直し後のドレスに合わせるとのことで、派手な色をチョイスしました。

披露宴もカジュアルなものでしたので、ドレスそのものを着替えることなく、髪型を少し変え、サッシを巻いて印象を変えての再登場でした。

お色直しをするよりも、コストも抑えられるので、なかなかの名案だと思います。さすが大阪人!!笑

スカイツリーと東京タワーが同時に見える式場での披露宴でしたが、抑えるところはきっちり抑えた大阪人の花嫁らしい仕上がりでした。

私自身も思い出にを添えられて、高々でした。

めでたしめでたし。

末長く、お幸せに!!

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