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プロ仕様のアイロン台を自作【1000円&10分以下】

投稿日:2018年09月07日 更新日:

アイロン台はどんなものをお使いですか?

私は長らく市販のものを使っていたのですが、自作してみたら思いほか使いやすかったので、ご紹介したいと思います。

1000円以内かつ10分以下で自作できる上に、市販のものよりプロ仕様です。

アイロンをキレイにかけたい人や洋裁をする人には、大変大変おすすめです。

今まで使っていたアイロン台

こちらが長らく私が使用していたアイロン台(の骨組み)です。

2006年頃、980円程で購入しました。確かヨドバシ梅田で買ったような…。

十分に安く、十分に使いやすかったのですが、洋裁をする上では2点問題があったのです。

やや小さい

A4サイズ以上のトートバッグなどを作ると、市販のアイロン台の大きさに関して少し不満が出てくるのです。

かと言って十分な大きさのものの購入を考えると高くつくし、置くのがジャマ…。

またスカートなど、大きなものにチャレンジするような洋裁をし出すと、避けて通れないのが地直しです。地直しとは、布地を裁断前にタテ地・ヨコ地垂直・水平に整える作業です。

小さな台で大きな布を地直しするのは、とても骨が折れるもの。

地直し以降の工程もアイロン台が小さいと、縫い代を割る際など作業性が落ちてしまうのです。

カーブしている

これは洋裁を独学していた頃には気づかない点でした。

プロ仕様のアイロン台は、フラットな面でカーブしていないのです。

カーブしているアイロン台も付属しているのですが、こちらはあくまで付属。

布地は平面から構成されるので、アイロン台はフラットな方が正しくアイロンできるのです。

プロ仕様のアイロン台とは

近所に古くからある自営業のクリーニング屋さんがある人は、少し覗いてみてください…。

そこにプロが使う立派なアイロンがあります。作業面が広くフラットな四角形の台です。

また足でレバーを踏むと台全体が空気を吸う仕様で、アイロンでプレスした面が急速に冷却できるのです。この急速な冷却が大事で、布地は熱された後に冷えることで形が固定されるのです。

髪の毛と同じですね。美容師さんも同じような話をされているのを聞いたことがあります。

アイロンはミシンより大事⁉︎

ここまでアイロンの話を熱く熱くしているので、お気づきかもしれません…。

実はアイロンはミシンの工程よりも大事…!とも十分に言えるのです。

何故ならば、アイロンで布地を整えなければ、ミシンでいくらキレイに縫っても意味がないからです。

裁断前の地直しや、ミシンで縫う作業の合間に必ず挟まる縫い代割りこそ、作品の仕上がりに大きく影響するのです。

アイロンがいい加減な作品はどこかヨレっとして垢抜けないのです。

逆にアイロンが上手くいっていると、作業もスムーズでピシッと仕上がるのです。

プロ仕様により近い自作アイロン台

ウンチクの方が長くなってきましたね。

安心して下さい。アイロン台は10分でできますので…。

しかしウンチクを知りながら作業するのと、しないのでは仕上がりが変わるのです。

ご紹介する自作アイロン台は以下3点において、市販の家庭用アイロン台よりもプロ仕様なのです。

フラット

これは先にふれたとおり、布地に対して平面的にプレスできるからこそ、キレイに地直しできたり縫い代を割れたりするのです。

熱と蒸気を逃がしやすい構造

自作のアイロン台ではすのこが土台になりますので、熱を逃しやすく木材がアイロンの蒸気を吸い取ってくれます。

大きい

最初に用意するすのこ次第で大きさは何とでもなります。

使わないときは立てて隙間に収納できるので、多少大きくとも困りません。

私は55cm×85cmのものを使用しています。

アイロン台に必要な材料4つ

カバーとなる表地

こちらは一番外側を覆うものです。

何でも良いのですが、適しているのは、透けない程度の厚みがあり伸縮性のない丈夫なものです。

コットン100%だと、そのような特徴の生地が多いです。

大きさはすのこのタテヨコの長さに、プラス50センチくらいあれば十分。

私のすのこは、55cm×85cmですのでの115cm×135cmほどの大きさにて使っております。

クッション性を出すキルティング

こちらはすのこに直接かけて、すのこの隙間を埋めつつ、アイロンが当てやすいようにクッション性を出す役割を果たします。

キルティングであれば何でも良いのですが、こちらもやや厚手の方が十分なクッション性を得られます。

大きさに関して、タテの長さはすのこと同じでOKです。

ヨコのみ、すのこプラス20cmもあれば足りることでしょう。

すのこ

ホームセンターなどでお好きなサイズを見つけてみてください。

その際に1つだけ注意点があります。

それは隙間が狭いすのこを選ぶこと。

隙間が広いと溝ができてしまい、アイロン台の役割を果たせません。

この隙間さえ問題なければ材質などは杉でもヒノキでも何でも構いません。

1cmほどの隙間で板が並べられたすのこです。材質は確かヒノキだったはず。キレイな木目とほのかな香りが素敵です♪

がびょう

こちらは何でも構いません。

家に転がっているものでも、100均で買ってきたものでもOKです。

私は14個使いましたが、すのこの大きさなどによっても変わりますので、20個くらいあれば十分に足りることでしょう。

アイロン台の作り方

作り方と書きましたが、作るほどの要素はほぼありません。

まずは布を裁断するだけ。

先にご説明の通り、あなたのすのこを基準にした大きさにて裁断します。

多少前後しても全く問題ありませんので、大きさは適当でも大丈夫。

次にすのこをキルティングの方で覆います。少し伸ばし気味にピッタリと。

床などの平面の場所に置くとピッタリと貼れます。

こちらの写真は貼り終わって真上から見たところ。

左右はびょうで固定。上下はそのままの切りっぱなし。

がびょうで留めた感じはこちら。

私のすのこは、端の部分ギリギリに板が通っているので、このように余分なキルティングは少なくなりました。

裏から見るとこんな感じ。

キルティングだけがびょうで固定した状態ができました。

がびょうは左右6個ずつ、計12個使いました。

次にこちらを表布で覆ってまいります。

下→上→左→右の順に布を折っていきます。

ちょうど封筒と同じ折り方ですね。

最後に左右に2ヶ所だけ、がびょうで固定。

今回は布地が大きめですので最低限の2ヶ所で横着しておりますが、布地が小さくて封筒型にならなくても大丈夫。

がびょうで固定する部分を増やすだけでOKです。要するに表から見た時にピシッとなってさえいれば大丈夫。

最後に刺すがびょうは横向きに刺しております。

上から刺すと、すのこを土台に置いた時にぐらつくからです。ここは要注意ポイント。

また、キルティングや表布に関して、最初は釘で打ち付けようかと考えていました。

しかし布地を洗濯したりするのに取り外しが簡単な方が良かろうとのことで、がびょうにしております。

キルティングはまだ一回も洗濯していないのですが、表布は数ヶ月に1回のタイミングで洗濯しています。

表に返すとこんな感じ。

これだけです!!

もはや10分もかからないですね。私のウンチクを読んで頂いた時間の方が長かったかもしれません。

また、表布の折り目は目立たないように、端だけ折り込んだ方が良いですね。

写真を撮って、はじめて気づきました…笑

自作のアイロン台のデメリットをあえてあげるとすると

あえて1つだけデメリットをあげるとすると、曲面がないので婦人服のコートやジャケットを作る際は、バストの丸みに合わせたプレスができないという点です。

しかしジャケットやコートなんて、そうそう作るものではありません。

また昨今の流行の傾向が直線的なラインの洋服が多いので、丸みに合わせてプレスするような工程そのものがないのです。

「まんじゅう」という、大福が人の頭くらいの大きさになった専門的なアイテムを購入しても良いのですが、今すぐ必要そうにはないので検討リストに入ったままです。

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日本製 楕円万十(まんじゅう) 中サイズ 25 15553
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また丸みが必要な時こそ、最初にお見せした980円の市販のアイロン台を再登場させても良いでしょう。

自作のアイロン台を3年ほど使ってみての感想

最後に3年ほどこの自作アイロンを使っている私の感想で締めたいと思います。

まずは作業が速くなったのが大きなメリットでした。

一気にプレスできる面が広いのでアイロンの際、何回も置き直す必要がないのです。

また可動式、というより、ただの板なので収納がスリムです。

出しっぱなしも多いのですが、押し入れやクローゼットの隙間にしまうことも可能なのです。

そして土台としては、こちらのローテーブルに置いて使っています。

こちらのローテーブル自体も折り畳みなので、コンパクト。一人暮らしの時に食卓として使っていたものを再利用しています。

豆型のテーブルの上に四角いすのこを置くと、どうなるだろうと思っていましたが、安定感はかなり良好。

すのこアイロン台の土台は、何だっていけるのです。

まずは、すのこアイロン台を棚でもテーブルでもベッドでも、乗っけてみてトライしましょう♪

それでは、こちらのコストパフォーマンスも抜群な自作アイロン台にて、快適なアイロンライフを!!

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